クラシックカーの一つ「ヴィンテージカー」を購入する際のポイント

クラシックカー
クラシックカー

クラシックカーは、発売から数十年以上経過した今でも、世界中の根強いファンの心を魅了する車です。そもそもクラシックカーとは「古い車を総称する言葉」で、旧車(きゅうしゃ)・ヴィンテージカー・ヒストリックカーとも呼ばれます。今回は購入する際のポイントを中心にご紹介します。

クラシックカーとヴィンテージカーの違い

上記で述べたように、クラシックカーは古い車を全体的に指す呼び名です。
日本クラシックカー協会(JCCA)が主催するクラシックカーイベントの参加基準では、1975 年までに生産された車と決められているので、日本におけるクラシックカーはこの基準をもとに考えると分かりやすいでしょう。

一方、ヴィンテージカーとは「価値がある古い車」のことで、1919〜1930年頃、主に欧米やイギリスで製造された車を指します。
ただし、その頃に製造されている車がすべてヴィンテージカーというわけではありません。高級車や希少性が高く価値のある車に限られます。

ヴィンテージカーを購入する際のチェックポイント

いくら目当ての車が手に入っても、どこかしら故障していたり不備があれば意味がありません。ここではヴィンテージカーを初めて買う場合に知っておきたいポイントをご紹介します。

販売店の得意ジャンルをチェックする

ヴィンテージカーにはさまざまなタイプがあります。もし70年代の旧車を主に探している場合は、その年代に特化したヴィンテージカーを扱う販売店に行くのがおすすめです。

特定のメーカーや生産国を中心に取り扱うヴィンテージカー販売店もあります。希望車種の生産国が販売店側の得意エリアなのかチェックしましょう。
車のタイプも重要なポイント。販売店の中には特定の車種に偏るところもあるので、希望車種が見つからない可能性もあるからです。

もし、スカイライン、スープラといった在庫を多く扱う店であれば、スポーツカーのジャンルが得意だと判断できます。希望車種が具体的に決まっているなら、その車のタイプを扱う店で購入したほうが丁寧なサービスを受けられますよ。

トラブル対応・整備をきちんと行ってくれるか

ヴィンテージカーを購入する際は、車の店舗保証を設けている販売店を選びましょう。大抵、部品交換や修復を無償で行ってもらえるからです。年単位の保証をつければ、購入後に欠陥やトラブルが見つかっても、販売店側が丁寧に対応してくれます。

専用パーツの供給ルートが確立されているかも大切です。
多くのヴィンテージカーは現行の新車と形状が異なるぶん、その車にしか適合しないパーツがあるので、壊れた場合は簡単に交換できません。
ですが、良心的な販売店であれば、ヴィンテージカーに適合するパーツの供給ルートを扱っているので、トラブルが起きた場合でも解決してくれる可能性が高いでしょう。

整備やレストアを直接扱っているかも必ずチェックしてください。ヴィンテージカーの整備やレストアをする場合は車の一般知識はもとより、モデルへの深い見識が必要になります。
販売店側が自社レストア工場を展開しているか、整備・工場稼働年数の長さ、トラブル復活率が高い業者かどうかを確認しましょう。
公式サイトにヴィンテージカーの整備事例を公開している業者は、信頼できるポイントにもなります。