バイクにまたがる男性

バイク好きの中でも、新車でなくあえてヴィンテージバイクを選んで乗る方がたくさんいます。そもそも一般的なヴィンテージバイクというのは、20年から25年以上経過しているバイクのことです。
ただし、年月が過ぎれば良いというわけではなく、ある特定のメーカーや車両でなければヴィンテージとして認めない人もいるようです。自分自身がヴィンテージバイクだと認識していれば、それで良いのかもしれません。

ヴィンテージバイクの相場

数万円から100万円までと価格の幅が広いのが特徴です。
例えばホンダが販売したGB250クラブマンの場合だと、ノンカスタムで約11万、カスタムされているもので91万円と、未だに6ケタの値で取引されています。

1983年~1997年もの間製造され続けた車種で、最終製造年から20年以上経過してますが、今でも人気はおとろえません。値段が安ければ良いと考える人もいますが、ヴィンテージは年代を重ねているがゆえに故障も多いので、価格だけに囚われないようにしましょう。

おすすめのヴィンテージバイク

代表的なバイクといえば、以前チラッとお話したカワサキのZ1は外せません。カワサキは他にも「W800」というバイクを世に出しています。
もっともバイクらしい姿を維持する車種として人気の高い名車で、現代のテクノロジーが加わっているのが大きな特徴です。
オーソドックスなバイクでありつつ、大きな魅力である点が「ヴィンテージあふれる外装」。アップライトな乗車姿勢は長時間のツーリングでも疲れにくいので、老若男女を問わず愛されるバイクです。

ヤマハ「SR500」は、ヤマハが1978年に発売したクラシック調のバイクです。基本デザインはほぼ変わらずに作り続けられるその美しいフォルムが大きな魅力。レース用マシンのようなハイスペックを備えているわけではありませんが、ツーリングを愛するライダーからは、販売終了後の今でも高い人気を誇っています。

ヴィンテージバイクを購入する際の注意点

人気モデルの多くはレストアされた状態で販売されています。
一見外装は綺麗に見えても、重要なのはエンジンやブレーキ、フレームなどが上手く機能していること。悪質なお店だと見た目を綺麗にしただけで、エンジンやブレーキ部分は手つかずな状態で提供する場合があります。レストア「している風」のお店には注意しましょう。

また、ヴィンテージバイクは古いモデルなので、パーツ欠品は基本つきものです。そのため部品が出回っているか必ずチェックしましょう。
定番車種であればコピー品が出回っているため、なんとかしのげるかもしれません。ただし、そのようなパーツを扱うお店は個人のバイクパーツメーカーがほとんどなので、料金が高めなのが一般的です。

少しマイナーな旧車だと純正部品しか出回っておらず、部品代が値上がりする傾向もあります。
メーカーや個人パーツメーカーの販売店でも在庫がないケースがあるので、マイナー車を希望する場合は、事前に部品の有無を調べましょう。