シンプルで機能的なデザインが魅力の北欧ヴィンテージ食器

綺麗に並べられた食器
綺麗に並べられた食器

収集しやすいヴィンテージアイテムの一つとして「食器」があげられます。特に北欧のヴィンテージ食器は、昔に比べ希少価値が上がったぶん、価格も高騰してきています。数年前は数千円で購入できたものが、現在数倍の価格になっていることも珍しくありません。今回は長い月日が経っても皆から愛される北欧のヴィンテージ食器についてご紹介します。

北欧ヴィンテージ食器の魅力

現行品にはない独特なデザインが北欧ヴィンテージ食器の魅力の一つ。現行品ではなかなか出せない温かみのあるデザインと、シックな色合いが多くの人を惹きつけます。使いやすさを重視した現行品と比べ、ヴィンテージ食器は手にしたときにしっかり重さを感じるのが大きな特徴。その凛とした雰囲気から高級感を感じさせます。

また、同じデザインでも製造された年代によって、色合いや質感がほんの少し異なります。職人さんが手描きでデザインしたヴィンテージ食器は、サインの入れ方が人によって異なるので、その違いを比べるのも楽しいです。一点一点異なる表情を持っているため、同じものは一つとありません。

趣あるデザインなので、いつもの食卓がカフェやレストランのようなオシャレな雰囲気にガラッと早変わり。食事の時間がより楽しくなるでしょう。

北欧ヴィンテージ食器の有名ブランド

デザイン大国であるフィンランドには、シンプルで機能的なデザインを生み出すブランドが数多くあります。今回は有名ブランドを2つご紹介します。

アラビア(ARABIA)

1873年、北欧スウェーデンのロールストランド社が、フィンランド・ヘルシンキ郊外のアラビア地区に製陶所を設立しました。そこで生まれたのが独創的なデザインの食器です。ロシア向けの日用食器などを販売しつつ、独自の技術やデザインを研究したのち、ロールストランド社から独立。今や実用的で使いやすい食器を作る国民的製陶所として知られています。

美しい絵柄が人気のParatiisi(パラティッシ)シリーズや、青色の細かな目が放射状に描かれたデザインの24h Avec(アベック)シリーズ、ムーミンのキャラクターを用いたマグなど、シンプルなものから華やかなものまで幅広く扱っています。

イッタラ(iittala)

1881年、フィンランドでガラス製品製造ブランドとして誕生しました。多くのトップデザイナーが高品質な食器を生み出しています。
イッタラの食器の魅力はシンプルで使いやすいこと。今使用している食器やカトラリーと組み合わせやすいので、暮らしに溶け込む食器として人気があります。電子レンジ・オーブン・食洗機で使えるシリーズもあり、丈夫でかつ収納しやすいため、飾るのはもちろん、日常使いにも適した食器です。
その中でも人気のティーマシリーズは、機能性が優れたシンプルな形が特徴。サイズ&色違いのプレートやボウルなど豊富に扱っているので、異なる色を重ねて使用できます。贈り物としても喜ばれるデザインのため、多くの人に愛される食器です。