ヴィンテージTシャツの選び方とお手入れ方法

複数のTシャツ
複数のTシャツ

Tシャツをカッコ良く着こなすには、ファッションセンスとTシャツの知識をそれなりに持っておかなければなりません。今回はヴィンテージTシャツの特徴とお手入れ方法についてご紹介します。

ヴィンテージTシャツの特徴

ファッションスタイルに合わせやすいTシャツは、どんな人でも取り入れやすいアイテムです。
まずはTシャツを製造している「ボディブランド」をチェックしましょう。生地や縫製技術をはじめ、プリント技術、シルエットなど、各社がこだわりを持った一枚を作っています。

Tシャツ誕生の地であるアメリカでは、100年以上経つブランドが多数存在していて、多くのファンを魅了し続けています。ヴィンテージTシャツの場合、ボディの経年変化や年代別のディテールも楽しめるので、是非とも一枚手元に持っておきたいところです。

Tシャツのタグやステッチも年代ごとに変化しています。
「ANVIL(アンビル)」を例に出してお伝えすると、80年代頃のタグは紙のような素材に、ブランドロゴと生産国がプリントされている状態です。

90年代にはタグが内側へ折り返され、輪になっているタイプが登場。90年代後半に入ると、タグは2枚に分かれます。1枚目はブランドネーム、下に重なったタグには生産国や素材が記載されるようになりました。
2000年代初頭にはタグそのものがなくなり、生地に生産国や素材を直接プリントしたブランドが増えてきます。年代別のタグの変化は、時代と歴史を感じられる部分なので、ぜひともチェックしたいところです。

ステッチも微妙に変化があることをご存じでしょうか。
90年代中頃までのTシャツは、ほぼアメリカ製でシングルステッチが採用されていました。それ以降はダブルステッチ仕様のTシャツが主流となっています。

ヴィンテージTシャツのお手入れ方法

最適なのはプロのクリーニングにお任せすることです。Tシャツのクリーニング代は大抵200円~300円程度ですし、プロに頼めば色落ちやシワも心配ありません。
もし自宅で洗濯する場合は手洗いが必須。その際は裏返して洗いましょう。色や装飾を長持ちさせたいTシャツは、おしゃれ着用洗剤を使うのがおすすめです。

また、Tシャツの洗い方には「つけ置き洗い」と「もみ洗い」の2種類があります。
前者の場合は、少し濃い目のおしゃれ着用洗剤をぬるま湯に入れ、Tシャツを入れた後かるくもみましょう。それから長時間つけこんで汚れを落とします。
後者のもみ洗いは、ガンコな汚れが気になる場合に適した方法です。そのためヴィンテージTシャツにはつけ置き洗いをおすすめします。